その2:1971年〜1975年

この時代のOCCKは..

会員証(提供:OCCK事務局長)

1968年(昭和43年)のOCCK会員証

1970年(昭和45年)のJAF会員証

◆OCCKの年間行事カレンダー


 上の写真は1968年(昭和43年)のOCCK行事カレンダーです。(事務局に現存)
 (こんなの発行されてたんですね)

 この裏にはこの年の年間行事予定が記載されており、抜粋しますとレースやジムカーナ以外にも

・ 5月X日: ファミリードライブ(イチゴ狩り)
・ 9月X日-X日:
一泊ドライブ
・ 翌年1月X日: ○○ドライブ
パーティ

 というものもあります。(「ドライブラリーなんかもした」という話も聞いています)
 この頃は、オーガナイザー活動やオフィシャル活動以外にも、いろんな事をしてたんですね。

◆OCCK サンレーシングチーム


 上の写真は当時OCCK内にあった「サンレーシングチーム」の規則書です。(事務局に現存)
 このチームは純粋な「モータースポーツレーシングチーム」であり、規則書の裏の「目的」の項に

 「部員はモータースポーツを通じてOCCKの名声を高め部員相互の技術向上を計ること」

 とあります。

 同、「資格」の項には

・ 完全な競技用車両を有し、レーシングドライバーを志すもの
・ 競技ライセンス国内A以上及び鈴鹿サーキットのスポーツライセンスを有するもの
・ 個人費用で運営・活動するものであるから金銭的負担に耐えられるもの


 また、「義務」の項には

・ OCCKの会員であることを誇とし、クラブ活動の妨げとなるような言動を厳に慎むこと
・ ドライバーは年間2回以上公認レースに参加すること
・ レースに不参加の者は必ずヘルパーとして協力し、ドライバーの面倒をみること
・ 部会、研修会等には必ず参加すること
・ 公道走行中は道交法を守り模範的なドライバーであるよう心掛けること


 さらに「退部処分」という項があり

・ クラブ及びチームの名誉を損じ、クラブメートに迷惑を掛けるような言動のあったとき
・ 競技車両を売却等所有権がなくなったとき。(但し車両交換のため売却したときはこの限りではない)
・ 競技、走行会、打合わせ会等無断で2回以上参加しなかったとき


 とあります。

 ...このチーム、
「めっちゃ体育会系」です。(^-^;)

 そんな気風が、今のOCCKにも...、今のOCCKには....、 えっと、..(冷汗)。 では次へ。

1971年(昭和46年)
◆レース
 1971年 鈴鹿シルバーカップレース
(JAF公認、制限付き競技) 鈴鹿サーキット
  開催日 併催シリーズ コース 主催クラブ
第1戦 02/?? (正確な開催日と併催シリーズ名不明) 西 不明
第2戦 03/21 関西クラブユニオンウエスタンシリーズ 西 HASC,ORCC
第3戦 04/25 関西クラブユニオンウエスタンシリーズ 西 ART,MCH
第4戦 05/30 中部クラブユニオンウエスタンシリーズ 西 ARC
第5戦 06/27 東京クラブユニオンウエスタンシリーズ 西 GSS,AFC,FQC
第6戦 07/18 関西クラブユニオンウエスタンシリーズ 西 RMS,VSC
第7戦 09/06 関西クラブユニオンウエスタンシリーズ 西 チーム淀
第8戦 10/24 中部クラブユニオンウエスタンシリーズ 西 RTN
第9戦 11/27-28   フル ホンダランド,他12クラブ

◆ジムカーナ(OCCK開催分)
開催日 開催イベント 開催場所
08/08 ’71ダンロップ杯争奪レークびわグランドジムカーナ第1戦 レークびわハイランド
10/24 第14回大阪ハイスピードジムカーナ レークびわハイランド
11/23 ’71ダンロップ杯争奪レークびわグランドジムカーナ第?戦 レークびわハイランド

◆その他のイベントの開催記録
【ジムカーナ】
 1月10日  関西選抜オールスターハイスピードジムカーナ(MCH) レークびわハイランド


◆鈴鹿シルバーカップレース

 前年(1970年)9月にホンダランド主催で1戦のみ行われた鈴鹿シルバーカップレースが、この年よりシリーズ化されています。
 同時に関西・中部・東京などのクラブユニオンウエスタンシリーズが(この年のみ)併催とされ、主催もホンダランド(最終戦)だけでなく、多くのクラブが参加・担当するようになります。

 鈴鹿シルバーカップレースは、この後関西・中部地区の入門レースとして1987年まで続き、F1ドライバーの中嶋悟選手を始め、多くの有名ドライバーを輩出して行くことになります。
 (鈴鹿シルバーカップレースはフレッシュマントロフィー時代を経て、現在の鈴鹿クラブマンレースへと続きます)


◆この時代の競技車両

 
1970年頃にジムカーナやレースを走っていた競技車両を2台紹介させていただきます。


中山浩之氏(左)と故・若林英一氏(右)

 GATARO(自作車両)(写真提供:COOK会長)

 このGATAROと命名された車両は、当時商都日産にお勤めだった草柳さんが自作されたものとのことです。(キットカーではありません)
 (写真のドライバー(右下除く)は後にGATAROを草柳さんから譲り受けた現OCCK会長の中山浩之さんです)

 頂いた資料によると、GATAROのエンジンは当時市販されていたホンダTN360と言う軽トラックのものです。
 このTN360は360cc、DOHC(!!)、4キャブレター(!!)、ミッドシップ、と言う冗談のようなスペックのトラックでした。 これを500ccちかくにボアUPしチューニングして搭載されたとのこと。 車体は全て手作りだそうです。
 それにしても、束になった排気管の出来栄えや美しい車体など、とても手作りとは思えません。

 余談ですが、この車両に使われたTN360のエンジンには、当時のホンダのスポーツカーであるホンダS500(S600,S800ではありません)用のパーツを使うことができたそうで、なんともファンキーな時代ですね。

 写真(右下除く)は、1970年に中山さんが新婚旅行(!!)の帰り道に寄った、「びわこスピードライド」で撮影されたものと聞いています。 ただ、中山さん本人は後にも先にもこの時にコクピットに座っただけで、実際に走行させたことはないそうで、その後、前OCCK事務局長の故・若林英一(右下写真のドライバーシートに座っておられる方)さんがびわこスピードランドや鈴鹿サーキットで何度か走らせただけとのことでした。

 しかしこの車両はその後行方不明となってしまったそうで、消息をご存知の方は是非ご連絡下さい。
 
 付録:上記写真で中山さんが被っている帽子(写真提供:OCCK事務局長)

 経年変化で随分と色褪せてしまっておりますが、現存する同じ帽子です。
 良く見ると、向かって右側に「DUNLOP」のロゴマークが入っておりますが、この当時にダンロップ社さんが鈴鹿サーキットでオフィシャルをしていた人達に、所属クラブのワッペン(フェルト地にクラブ章の印刷)を付けてプレゼントして下さったものだそうです。(実物は写真よりもう少し色鮮やかです(特にワッペンの赤))
 いい時代ですね。

 トヨペット コロナ(RT40型?)(写真提供:COOK会長)

 この車両も中山さんの所有車です。 左の写真は昭和46年ころ(1971年)(本人談)のもので鈴鹿(東コース)のパドックで撮影されました。 (右の写真はおそらく(写真に写っている周辺の地形から判断すると)鈴鹿メインストレートエンド辺りだと思われます。)
 (左写真の左側の人物及び、右写真のドライバーが現OCCK会長の中山さんです)

 余談ですが、このコロナはその後スプーンカーブで横転・裏返しのまま滑り、天井が磨り減って穴があいてしまったとのこと。 当時を知る人の話では、

 「運転席に座って上を見上げれば、オオ〜ぅ 空が見える、と皆で冷やかした(笑)」

 とか。(^-^;) まだ、サンルーフ付きの車など無い時代に,,,。 いや、ご無事でなによりでした。


1972年(昭和47年)
◆レース
 1972年 鈴鹿シルバーカップレース
(JAF公認、制限付き競技) 鈴鹿サーキット
  開催日 コース 主催クラブ
第1戦 02/20 西 ASCS
第2戦 03/20 西 ASCS
第3戦 04/23 西 HASC,ORCC,OCCK
第4戦 05/28 西 ARC
第5戦 07/16 西 ASCS
第6戦 09/03 西 OSCC,チーム淀,チームフーガ
第7戦 10/08 西 RTGF,MCH,ART
第8戦 11/12 西 HRCC,RMS,KRHC
第9戦 11/25-26 フル ホンダランド,他14クラブ

◆ジムカーナ(OCCK開催分)
開催日 開催イベント 開催場所
05/14 第15回大阪ハイスピードジムカーナ レークびわハイランド

◆競技者/公認審判員ライセンス取得者数の推移(JAFスポーツ年鑑1972年版から)
競技者ライセンス取得者数
  国内B 国内A 国際B 国際A 備考
1963年(昭和38年) 148 国内・国際の区別なし
1964年(昭和39年) 379 96 A/Bの区別なし
1965年(昭和40年) 1136 913 10 18 -
1966年(昭和41年) 3388 1566 10 55 -
1967年(昭和42年) 7547 2186 22 130 -
1968年(昭和43年) 12196 3004 39 236 -
1969年(昭和44年) 20020 4456 89 276 -
1970年(昭和45年) 21420 6443 143 310 -
1971年(昭和46年) 22834 7647 230 336 -

公認審判員ライセンス取得者数
[コース]
  1級 2級 3級 備考
1966年(昭和41年) 21(B) 133(C) 214(D) 1966年までは1/2/3級ではなく、B/C/D級区分
1967年(昭和42年) 50 306 480 現在のA/B区分はなし
1968年(昭和43年) 不明 不明 不明 現在のA/B区分はなし
1969年(昭和44年) 127 438 1032 現在のA/B区分はなし
1970年(昭和45年) 206 549 1076 現在のA/B区分はなし
1971年(昭和46年) 256 625 1121 現在のA/B区分はなし

[技術]
  1級 2級 3級 備考
1966年(昭和41年) 28(B) 35(C) 77(D) 1966年までは1/2/3級ではなく、B/C/D級区分
1967年(昭和42年) 33 92 347 現在のA/B区分はなし
1968年(昭和43年) 不明 不明 不明 現在のA/B区分はなし
1969年(昭和44年) 68 162 864 現在のA/B区分はなし
1970年(昭和45年) 101 248 872 現在のA/B区分はなし
1971年(昭和46年) 124 293 944 現在のA/B区分はなし

[計時]
  1級 2級 3級 備考
1966年(昭和41年) 13(B) 34(C) 53(D) 1966年までは1/2/3級ではなく、B/C/D級区分
1967年(昭和42年) 22 69 242 現在のA/B区分はなし
1968年(昭和43年) 不明 不明 不明 現在のA/B区分はなし
1969年(昭和44年) 52 139 568 現在のA/B区分はなし
1970年(昭和45年) 87 221 646 現在のA/B区分はなし
1971年(昭和46年) 101 341 755 現在のA/B区分はなし

[参考] 1969年(昭和44年)のライセンス証(提供:OCCK事務局長)

 この頃のライセンスは現在とは違って、ライセンス毎に一枚づつ発行されたそうです。
 (余談ですが、上の写真は現OCCK事務局長です(いやマジで!))

 
1973年(昭和48年)
◆レース
 1973年 鈴鹿シルバーカップレース
(JAF公認、制限付き競技) 鈴鹿サーキット
  開催日 コース 主催クラブ
第1戦 02/18 西 ARC
第2戦 ??/?? 西 不明
第3戦 ??/?? 西 不明
第4戦 05/27 西 ARC
第5戦 06/17 西 ASCS
第6戦 09/02 西 OSCC,ORCC,チーム淀
第7戦 10/07 西 MCH,ART,ORCC

◆ジムカーナ
※ この年のジムカーナ開催記録は資料欠落の為、不明です

◆その他のイベントの開催記録

【レース】
 2月18日  関西ゴールドトロフィーレース シリーズ1 (MCH) 中山サーキット


◆中嶋 悟選手 鈴鹿シルバーカップレースデビュー&TSクラスチャンピオン獲得

 記録によると、この年、後に日本人初のフルタイムF1ドライバーとなる中嶋悟選手がマツダ・サバンナで鈴鹿シルバーカップレースにデビューされています。
 しかも、デビューイヤーでありながらこの年のTSクラスチャンピオンに輝いています。


 いかにも、後年の同氏の活躍を予感させるようなリザルトですね。


1974年(昭和49年)
◆レース
 1974年 鈴鹿シルバーカップレース
(JAF公認、制限付き競技) 鈴鹿サーキット
  開催日 コース 主催クラブ
第1戦 01/27 西 ARC
第2戦 02/24 西 ORCC,RMS
第3戦 03/21 西 ARC,ASCS
第4戦 04/21 西 MCH,ART
第5戦 05/26 西 ARC
第6戦 07/14 西 ARCN
第7戦 08/11 西 HRCC,KRHC
第8戦 09/01 西 OSCC,チーム淀
第9戦 10/06 西 GSS
第10戦 10/27 西 HASC,OCCK
第11戦 11/23-24 フル ホンダランド 他

◆ジムカーナ
 加古川グランドオートクロスシリーズ
  開催日 主催クラブ 開催場所
No.1 03/10 HASC 近陽自動車教習所
No.2 05/05 OCCK 近陽自動車教習所
No.3 06/09 MCH 近陽自動車教習所
No.4 ??/?? 不明 近陽自動車教習所
No.5 08/11 OCCK 近陽自動車教習所
No.6 10/06 MCH 近陽自動車教習所

1975年(昭和50年)
◆レース
 
1975年 鈴鹿シルバーカップレース(JAF公認、制限付き競技) 鈴鹿サーキット
  開催日 コース 主催クラブ
第1戦 01/26 西 MCH,ART
第2戦 02/23 西 HASC,OCCK
第3戦 04/20 西 ORCC
第4戦 05/11 西 ARC
第5戦 07/13 西 ARCN
第6戦 08/31 西 KRHC,HRCC
第7戦 09/21 西 OSCC,チーム淀
第8戦 10/19 西 ARC,ARCN
第9戦 11/30 フル ホンダランド 他

◆ジムカーナ
※ この年のジムカーナ開催記録は資料欠落の為、不明です
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